2024年3月30日土曜日

高松宮記念回顧(ラップ分析)2024


まとめ
  • 落ち着いた流れから→上がりが速くなった展開。
  • 切れ&末脚の持続力が問われた。

高松宮記念結果

マッドクール1.08.9 33.7 03-03
ナムラクレア1.08.9 33.2 10-10
ビクターザウィナー1.09.4 34.5 01-01
ウインカーネリアン1.09.6 34.6 02-02
ロータスランド1.09.6 33.7 13-13

天候:小雨 芝:重
上り4F:45.6 3F:34.0
前半3F:34.9
12.5-10.8-11.6-11.4-11.0-11.6



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、(馬場を考えても)前半は落ち着いた流れになって、後半は徐々に上げていきつつ→最後まであまりスピードが落ちない形。

今回の特徴は、やはり前半の遅さ。
前後半の差で言えばコンマ9秒の後傾で、このレベルの馬たちにとっては、ほとんど上がりのみ…という性質のレースになった。適性的には、切れ&末の持続力が問われた。

脚質的には、好位を基本としつつ、そこに差しも絡んだ格好だが、左右に関してはハッキリと内が有利になっていて、差し浮上した馬に関してもロスなく回してきた馬たち。この日は、道悪でも1日を通して内優勢の状況になっていたが、後半型の展開になったことで、 それがより顕著になった印象ではある。

この先に向けては、上位馬の単独のパフォーマンスは十分に高くなっていて(特に上がりの性能の部分)、それらの実力はしっかり認めつつ、活躍を期待しておきたいところ。

あとは今回、外を通った馬が(実力や状態では説明できないレベルで)あまりにも単調な内容になってしまっていて、その結果をそのまま受け取る…というのは、さすがにしづらい。該当する馬が巻き返す可能性は考えておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

マッドクール
好位からロスなく進めて、しっかりとした決め手を発揮しての勝利。条件的には恵まれた部分はあるが、改めて実力を示した。
適性的には、もともと緩急どちらにも対応はしていて、この先も当然期待は持てそうだが、あとはさらなる高みを目指す上では、やはりコース取りの部分での(個人的な)懸念を払拭して欲しい…という気はする。克服する姿を期待しつつ、見守っていきたい。

ナムラクレア
内からじっくりと進めて、直線は(馬場差を考慮すれば)究極的な決め手を発揮しての浮上。僅かに捕まえきれなかったものの、力を示した。
スプリントG1でまたしてもあと1歩届かず…という結果に終わったが、展開に対する位置取りや、脚の使い所…という、本当にちょっとしたことには思える。
噛み合う瞬間はいつやって来てもおかしくないし、引き続き注目はしておきたい。



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