- (実質)レースを通して速いスピード領域に居続ける展開。
- 高い持久力&持続力が問われた。
皐月賞結果
1 | ジャスティンミラノ | 1.57.1 | 34.7 | 05-05-04-04 |
2 | コスモキュランダ | 1.57.1 | 34.2 | 09-08-09-08 |
3 | ジャンタルマンタル | 1.57.2 | 34.9 | 03-03-03-02 |
4 | アーバンシック | 1.57.5 | 34.1 | 13-13-13-10 |
5 | シンエンペラー | 1.57.5 | 34.8 | 08-08-07-06 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.8
前後半1000m:57.5-59.6
12.2-10.5-11.5-11.7-11.6-11.8-12.0-12.1-11.7-12.0
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、馬場を考えても前半から速くなり、道中も高い水準で流れる展開。そこから勝負所では多少の緩急がつきつつも、一定以上のスピードをキープする形。
今回の特徴は、やはり前半~道中の速さ。
1頭が飛ばして作ったラップではあるものの、極端な大逃げだった訳ではなく、後続も特に道中ではしっかりと引っ張られていた。(2番手以降はイーブンくらいの一貫)
後半に関しても、前後が入れ替わる格好での加減速はあったが、最後まで落ち込まずに押し通す形になっていて、とにかくもう、速いスピード領域に"居続ける"というレースだった。適性的には当然、高い持久力&持続力が問われた。
脚質的には、厳しい展開の中で前半を少しでも受け流す必要はあったが、最後まで止まらない…という性質上、後ろ過ぎては難しかった印象にはなる。
この先に向けては、どの馬も厳しいラップを踏んで…という結果ではあるので、まずは上位の地力を素直に認めつつ、それらの活躍に期待したいところ。
ただし今回は、(実質)中距離一貫のスピードレースという、1つカテゴリーに特化していた部分もあるので、距離延長した時に、長くゆったりとした流れの中で変わり身を見せる馬もいるはず。それぞれの特性を見極めつつ、巻き返しの可能性は考えておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ジャスティンミラノ
ある程度流れに乗って、終始外寄りを通りつつ→最後キッチリと交わしての勝利。これまでとは全く違う水準のラップにも対応して、地力(の裏付け)を大きく更新してきた格好だし、本番に向けてしっかりと仕上げてきた関係者に、まずは敬意を表したい。
内容的には、勝負所は少し主張できていなかったことを考えると(それでも勝ったことが凄いが)、本質的にはやはり次…というイメージになるし、さらなる前進も期待できそう。大いに注目しておきたい。
コスモキュランダ
中団から、勝負所は外を回しつつ→直線は一定のリズムで脚を伸ばしての浮上。前2走に引き続き、道中~上がりという形で高い持続力を発揮した。
アルアイン産駒のイメージ通りにパワー系で、一貫した脚の使い方で強い…ということを考えると、ダービーへの適性はどこまで?とはなるが、地力勝負になった場合に出番が回ってくる可能性はある。とりあえずは長い目で、注目していきたい。
ジャンタルマンタル
好位から一貫した脚の使い方をして、直線は早め先頭から→粘っての3着。勝負所で明確に変化をつけられていた…という点で、この馬こそがレースのレベルを1つ引き上げたイメージだし、さすがのマイルG1馬らしく、このスピード領域への適性を感じさせた。
次はNHKマイルCとのこと。締まった展開の2000mを好位から好走…という臨戦過程は、距離短縮には普通につながっていいだろうし、当然有力な存在にはなるはず。しっかりと注目しておきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿