- 落ち着いた流れから→後半はロングスパートの展開。
- 末脚の持続力が問われた。
日本ダービー結果
1 | ダノンデサイル | 2.24.3 | 33.5 | 04-03-06-04 |
2 | ジャスティンミラノ | 2.24.7 | 33.9 | 02-03-02-04 |
3 | シンエンペラー | 2.24.9 | 33.4 | 08-07-09-09 |
4 | サンライズアース | 2.25.0 | 34.4 | 17-17-02-02 |
5 | レガレイラ | 2.25.0 | 33.2 | 10-11-14-13 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.1 3F:33.8
前半1000m:62.2
12.5-11.4-12.4-13.1-12.8-12.6-12.7-11.7-11.3-11.1-11.2-11.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半から落ち着いた入り方をして、道中も向こう正面までゆったりと流れた展開。その後3コーナーから一気にペースアップしつつ→後半は速いスピードをキープする形。
今回の特徴は、まずは前半~道中の遅さ。
当日は1~2コーナーが緩みやすく、3~4コーナーが締まりやすい風向きだったとは言え、それだけでは説明できない水準になっているし、やはり流れは落ち着いた扱い。
また後半は、サンライズアースの仕掛けにともなって、かなり早い段階から11秒台に突入していて、長くいい脚を使う展開に。適性的には末脚の持続力が問われた。
脚質的には、ハッキリした後傾のバランスになった中で、前後に関してはペースが上がり切る前までに好位につけていた馬がやはり優勢になった印象。
左右に関しては、今回は後半型の持続勝負ということで、勝負所のコーナーで外を回すと脚を使い過ぎるパターンに該当。最終的に外寄りから詰めた馬なども含めて、基本は極力ロスなく進めた(回した)馬に向いた。
この先に向けては、後半は高い水準に"居続ける"という厳しさが一応あったし、(特に適性面で)上位馬は一定の評価をしておきたいが、前半からもっと引っ張られた場合にどうか?など、やはり他のレースと合わせつつ判断していきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ダノンデサイル
好位インから進めて、直線も内をつく形から→しっかりと脚を伸ばしての勝利。展開的にはハッキリと向いた扱いになるし、その点で全くケチがつかないか?と言えば微妙だが、最後まで相手を寄せつけない形で押し通しているし、やはり一定の力は認めておきたい。
現状では地力面での裏付けが京都2歳Sくらいなので、この先はもっと引っ張られる形でどこまで出来るか?をまずは確認したいところ。それ次第では(今回の後半の力と合わせて)当然さらなる飛躍も考えられるし、しっかりと見極めたい。
ジャスティンミラノ
後半は極力ロスなく回したが、スタートで少し脚を使いつつ→1~2コーナーでも外からなかなか落ち着くことができなかった格好。その時点では内でじっくり…という体勢に入っていた相手との違いが、最後の伸びの差につながった部分はありそう。
どちらにしても今回も一応の格好はつけたし、この馬の場合は皐月賞の厳しい展開をしっかりとこなした経験がある。現状では展開によらず…という扱いになるし、秋も当然しっかりと注目しておきたい存在。
シンエンペラー
中団から、直線は馬群を捌きつつ→最後にしっかりと詰めての3着。持続力を示した。
ポジション的には有利とは言えない立場ながらの浮上で、このスピード水準の中での長くいい脚を使う展開に対してかなりハマっていた印象になるし、走法的な部分も含めて、さらなる距離延長もこなせそうな雰囲気ではある。
もう少し積極的なポジションを選択できるタイプでもあるし、秋に前進を見せる可能性も十分にあって良さそう。この先も引き続き(強めに)注目しておきたい。
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