2024年6月23日日曜日

宝塚記念@京都展望(ラップ傾向&予想)2024


まとめ
  • ミドルペースで入って→早い段階から徐々に加速していく展開を想定。
  • 持久力&末脚の持続力が問われる。
  • 予想◎ドウデュース

参考ラップタイム

(2006年⇔エリザベス女王杯&京都記念平均)


ラップ傾向

京都開催。とりあえずはこの舞台の主要レースであるエリザベス女王杯&京都記念を参考にしておきたい。(最後に同じく京都で行われた2006年のレースも一応見ておく)

それらの平均ラップタイムを見ると、前半はミドルペースくらいの流れから、道中は一旦落ち着く展開で、3コーナーの下り坂から加速しつつ→最後まであまり落ちない形。

実質的なペースの違いで両者の全体のバランスは異なるものの、スタートが阪神2200mのような速い入り方にはならない点、後半の早い段階から徐々に仕掛けていく点は変わらず、そこはコースの特徴に沿っている。適性的には、末脚の持続力が基本となりそう。

それを前提として、梅雨時の開催&トップレベルの馬が集まる…という部分で、どちらかと言えば(馬場が掛かることも多い)京都記念のように、平均的に脚を使う形をイメージしつつ、その上位互換でトップG1なりの持久力(底辺)の高さを求めたいところ。

脚質的には、一定の負荷が掛かる状況で長い脚を使うことから、控えた馬が中心にはなりそうだが、前述のように阪神開催とは違って激しい前半とはなりにくいので、好位からマイペースで入りつつ→粘り込む馬もいそうな雰囲気ではある。

(同じ理由で長めの距離に適性があるタイプが、リズムを崩さずに走りやすい…ということは言えるのかも知れない)


※2006年に関しては、前の馬が淀みなく引っ張って&後半も早仕掛け…という展開をディープインパクトがまとめて交わしつつ→突き抜けたレースで、馬場が掛かっていたことを考慮すればかなりのハイレベル戦。

勝ち馬が勝ち馬だし、あまり参考にはならないのかも知れないが、今回も馬場悪化が予想される中で、実質的な水準が上がる可能性はある。出走各馬が道中~上がりで(数字的に)示しているパフォーマンスを、しっかりとチェックしておきたい。


好走の条件
・持久力&末脚の持続力があること



予想


◎ドウデュース
有馬記念は、前半はゆったりと進めたが、コーナーでしっかりと追い掛ける形から→直線も一定のリズムで続けての勝利。特に機動力の部分で周りとはハッキリとした違いを見せたし、これが本質!というくらいの強い競馬だった。(個人的にもイメージを更新)
その結果をもたらした回転力のある走法という部分では、実際に好内容を見せている阪神内回りの方が適性としては合っていたのかも知れないが、その点では今回の道悪というのはプラスに働く可能性がありそう。
他の選択肢もいくつか考えはしたものの、最終的には素直にこの馬を推しておく。

○ブローザホーン
天皇賞は、前半はじっくりと入ったが、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての2着。4コーナーでは大きく外を回したことを考えれば、良く浮上したという扱いになるし、改めてその実力を示した。
今回は距離短縮となるが、12Fの日経新春杯では前傾の内容でハイパフォーマンスを示しているし、同舞台の烏丸Sでは不良馬場で圧勝。このくらいの条件の京都での強さは間違いなく見せていて、尚且つ馬場悪化となれば当然有力な存在となる。注目したい。

▲プラダリア
京都大賞典は、締まった展開の中で、自身も道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。そこで示したパフォーマンスはここでも十分上位に扱えるし、ベラジオオペラを抑え込んで勝ち切った京都記念の内容も含めて、京都外回りという条件への適性はやはり高そう。
それらの両レースを制している…という点では2006年2着のナリタセンチュリーと共通していたりもするし、食い込んでくる可能性は考えてみたい。

注ジャスティンパレス
この馬が示した高いパフォーマンスということで言えば、(個人的な指数では)第1位は天皇賞春、次いで天皇賞秋という順。有馬記念の時もそうだったが、タイトなコーナーでの加速は少し忙しそうなので、やはり広いコースでこそ…というイメージだし、その点、今回は京都外回り開催となり、阪神内回りで3着した昨年からの前進はあり得る。
道悪となって、それが相殺されてしまわないか?という懸念は少しあるので、当初の予定よりは下げることになったが、当然注目はしておきたい存在。

△ローシャムパーク
大阪杯は、鞍上の仕掛けるタイミングの上手さはあったが、道中~上がりでかなり長い脚を使う展開の中で、向こう正面で動く形から→最後までしっかりと食らいついての2着。高い持続力を示したし、その時のパフォーマンスはここでも上位に扱える。
別路線の強敵、この舞台のスペシャリストなどもいて、それらとの横の比較の結果、評価としてはこの位置になったが、やはり注目はしておきたいところ。

△ベラジオオペラ
大阪杯は、番手を取り切る形から、道中はじっくりと進めつつ、後半長い脚を使う展開の中でしっかりと持続させての勝利。力を示した。
内回りの一貫した競馬での強さを考えると、あと1Fを伸び切れるか?という懸念はあるが、今の状態で何もできない…というのも考えにくいし、高い位置取りから→直線で真っ先に馬場のいいところを選択できるアドバンテージもある。やはり相手には。

△シュトルーヴェ
日経賞は、前半はハッキリと受け流した格好だが、道中をかなり高い水準で進める形から、直線では馬群を捌きつつ→最後まで伸び切っての勝利。その時の内容と、前走で示した1枚上の決め手を合わせて考えれば、ここでも上位に扱える。
本格的なトップクラスとの戦いはここは初となり、数字的な部分でも厳密には更新が必要なので評価はここまでだが、3連勝の勢いそのままに前進を見せる可能性は考えたい。



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