2024年10月26日土曜日

スワンステークス展望(ラップ傾向&予想)2024


まとめ
  • 基本はフラットな流れから→上がりをまとめる展開。
  • 持続力(&一定の切れ)が問われる。
  • 予想◎ダノンマッキンリー

過去のラップタイム

2023 11.9-10.8-11.4-11.3-11.6-11.2-11.7 34.1-34.5
2022 12.5-10.7-10.9-11.1-11.3-11.4-11.9 34.1-34.6 阪神開催
2021 12.2-10.6-11.3-11.5-11.4-11.6-12.1 34.1-35.1 阪神開催
2020 12.6-11.2-11.7-11.4-11.1-11.0-12.2 35.5-34.3
2019 12.1-10.8-11.7-11.7-11.5-11.7-11.8 34.6-35.0
2018 12.4-11.1-11.2-11.3-11.9-11.5-12.1 34.7-35.5
2017 12.2-11.0-11.7-11.7-11.7-11.9-12.2 34.9-35.8
2016 12.3-10.6-11.5-11.8-11.3-11.4-11.8 34.4-34.5
2015 12.1-11.0-11.5-11.5-11.4-11.3-11.4 34.6-34.1
2014 12.4-11.2-11.5-11.3-11.2-11.0-11.7 35.1-33.9

過去10年の平均ラップタイム(2021、2022年は除く)
12.25-10.96-11.53-11.50-11.46-11.38-11.86
1.20.94 34.74-34.70



ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見れば、前半ミドルペースで入り、道中は極端に緩むことはないものの一旦落ち着く展開。そこから直線まで徐々に加速しつつ→ラスト1Fが落ちる形。

元々このレースは、コースの形状から4F目が下り坂に当たることから、道中がかなり締まり、その結果、どちらかと言うと(しっかりギアチェンジしたい)マイラーよりも(一気に押し通せる)スプリンターに向く舞台だった。

しかし近年は、4F目が11秒台半ば程度に落ち着くことが増えて、マイラーが喜ぶ性質のレースに変化しつつある…という印象。そうなれば問われる適性に関しても、一定の持続力は引き続き必要だが、"切れ"という要素が全くない馬では難しくなり、それらをバランス良く備えていることが重要になる。

脚質的には、一息入る展開から、基本は好位の馬が有利とは言えるが、一方で差し馬も思う存分速い脚が使えるため、「両者が並んだところがゴール」となる可能性も十分にある。その選択は以前より少し難しくなっているのかも。

※傾向に反映させるのはまだ微妙だが、近年は再び道中水準が高くなる傾向も見られる。速いスピードに居続けられる…という点を、少し重視するべきかも知れない。


好走の条件
・持続力(&一定の切れ)を持っていること



予想


◎ダノンマッキンリー
はっきりとした後傾戦だったクロッカスSこそ負けているものの、一定以上の流れになった他の7F戦では全て勝利。パフォーマンス的にも、他の距離と比べると明らかな違いを見せていて、この路線のスペシャリスト感がすでにある。
その中で同舞台・秋明菊賞は、締まった展開に引っ張られつつ、(数字だけなら)古馬水準のかなり強い競馬をしていて、そこに1年の成長分を加算すれば、ここでも勝ち切れる可能性が十分にあって良さそう。期待しておきたい。

○クランフォード
前走・豊明Sは、厳しい展開を番手から進めて、高い水準のラップを踏んでの→押し切り。そこで示した地力と、2&3走前に同舞台で示した上がりをまとめる力を合わせて考えれば、ここでもやはり上位に扱える。
評価としては面白そうな相手を上に取ったものの、3連勝の勢いそのままに、押し通す可能性も当然ありそう。注目しておきたい。

▲スズハローム
重賞で連続で好走中。締まった展開になった京王杯スプリングCでしっかりと上がりをまとめつつ、その後6FのCBC賞でも最後に際どく迫る競馬をしていて、この舞台に対する適性は十分に感じられる。
数字的な水準としては、もう1段上げる必要はあるが、可能性はしっかり考えたい。

注ウインカーネリアン
(昨年の)東京新聞杯での、締まった展開を演出しつつ→押し通した競馬は強く、地力では普通に上位に扱えるし、関屋記念のような末を伸ばした内容と合わせて、この舞台もこなす可能性はあっても良さそう。
人気になっている同型との兼ね合いもあるが、しっかりと注目はしておきたい存在。

△アグリ
昨年の阪急杯は、高い水準に居続ける…という形で、ハイパフォーマンスを発揮。その時の内容で考えれば、本来は1つ上と言ってもいい存在ではある。
単純にここは状態が戻っているかどうかだけ…というイメージで、その点は走ってみなければ…なので評価はこの位置だが、可能性としては当然考えておきたい。

△シングザットソング
元々フィリーズレビューの厳しい展開を、前傾の内容で押し通している馬。地力はある。
その後は勝ち切れない競馬が続いているものの、この1年は常にそこそこの着ながら、安定した上がりを発揮していて、展開1つという気がしないでもない。
前走のマイル戦で締まった展開を好走しての→距離短縮。匂うと言えば匂う。



- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -