2024年11月10日日曜日

エリザベス女王杯展望(ラップ傾向)2024


まとめ
  • スロー~ミドルペースからの→上がり勝負が基本。
  • 一定以上の決め手が欲しい。
  • 末脚の持続力(&一定の持久力)が問われる。

エリザベス女王杯過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2023(ブレイディヴェーグ:2.12.6)
12.5-11.4-12.6-12.5-12.1-11.9-12.7-11.8-11.6-11.5-12.0

天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.1
前半1000m:61.1
勝ち馬コーナー通過:05-05-05-05
勝ち馬上り3F:34.4


2022(ジェラルディーナ:2.13.0) 阪神開催
12.6-10.9-11.8-12.6-12.4-12.3-12.2-11.8-11.9-12.3-12.2

天候:曇 芝:重
上り4F:48.2 3F:36.4
前半1000m:60.3
勝ち馬コーナー通過:11-12-11-09
勝ち馬上り3F:35.4


2021(アカイイト:2.12.1) 阪神開催
12.2-10.7-11.2-12.5-12.4-12.3-12.1-12.2-12.2-11.8-12.5

天候:晴 芝:良
上り4F:48.7 3F:36.5
前半1000m:59.0
勝ち馬コーナー通過:13-13-13-07
勝ち馬上り3F:35.7


2020(ラッキーライラック:2.10.3) 阪神開催
12.6-11.1-11.2-12.3-12.1-12.0-12.2-12.0-11.9-11.1-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:34.8
前半1000m:59.3
勝ち馬コーナー通過:12-12-11-03
勝ち馬上り3F:33.9


2019(ラッキーライラック:2.14.1)
12.7-11.6-13.3-12.7-12.5-12.8-12.3-11.6-11.5-11.4-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.6
前半1000m:62.8
勝ち馬コーナー通過:07-08-08-08
勝ち馬上り3F:32.8


2018(リスグラシュー:2.13.1)
12.3-11.2-12.9-12.7-12.3-12.5-12.5-12.0-11.6-11.4-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.7
前半1000m:61.4
勝ち馬コーナー通過:08-09-10-09
勝ち馬上り3F:33.8


2017(モズカッチャン:2.14.3)
12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.4
前半1000m:62.0
勝ち馬コーナー通過:05-05-04-04
勝ち馬上り3F:34.1


2016(クイーンズリング:2.12.9)
12.5-11.2-12.8-12.7-12.6-12.6-12.5-11.9-11.5-11.2-11.4

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:34.1
前半1000m:61.8
勝ち馬コーナー通過:09-09-09-07
勝ち馬上り3F:33.2


2015(マリアライト:2.14.9)
12.7-11.0-12.4-12.4-12.2-12.8-12.7-12.4-12.0-12.6-11.7

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.7 3F:36.3
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:09-09-06-06
勝ち馬上り3F:34.7


2014(ラキシス:2.12.3)
12.2-10.8-12.4-12.7-12.2-12.8-12.9-12.2-11.5-11.3-11.3

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.1
前半1000m:60.3
勝ち馬コーナー通過:08-07-07-07
勝ち馬上り3F:33.4


過去10年の平均ラップタイム(2020~2022年は除く)
12.49-11.21-12.73-12.64-12.37-12.60-12.64-12.01-11.61-11.51-11.63
2.13.46



ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

平均ラップタイムを見ると、前半はミドルペースくらいの流れで、道中は一旦落ち着く展開になる。そこから3コーナーの下り坂で徐々に&しっかりと加速しつつ、ラストまで全く落ちない形。

過去のこのレースでは、数年に1度くらいはハイペースで引っ張られる展開が現れていたのだが、近年ではゆったりした流れからの→上がり勝負が多くなっている。

そうなれば、ある程度の決め手を備えている…ということがやはり重要になるし、舞台の特徴から後半は高い水準をキープし続けることを考えれば、適性としては、末脚(トップスピード)の持続力が問われることになる。
(道中で無駄脚を使わないという意味で、一定以上の持久力は必要)

脚質的には、この展開だとやはりある程度流れに乗った馬が基本…という印象にはなるのだが、勝ち馬に関して言えば、前半で(頭から)1秒以上離れたポジションから進めた馬がほとんど…という結果になっている。

後半部分では長い脚を使う展開の中で、"ゴール板"でキッチリと脚を使い切るような競馬が求められるのかも知れない。
(※そのあたりが、"勝負所"で責任を果たそうとする日本人Jではなく、外国人Jが活躍している要因の1つ…という気もする)


好走の条件
・末脚の持続力があること
・一定の持久力は欲しい




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