ファンタジーステークス展望（ラップ傾向＆予想）2024

まとめ

• 前半ミドルペースで、（多少の緩急はつきつつも）フラットに近い展開。
• スピード持続力が問われる。
• 予想◎ウォーターエアリー

過去のラップタイム

2023　11.8-10.8-11.5-11.1-11.5-11.6-12.1　34.1-35.2
2022　12.2-10.7-11.6-11.8-11.6-11.5-11.9　34.5-35.0　阪神開催
2021　12.3-11.0-11.1-11.5-11.5-11.7-12.0　34.4-35.2　阪神開催
2020　12.2-10.7-11.2-11.2-11.3-11.5-12.0　34.1-34.8　阪神開催
2019　12.0-10.7-11.0-11.9-11.7-11.5-11.9　33.7-35.1
2018　12.4-11.3-11.8-12.1-11.5-11.3-11.4　35.5-34.2
2017　12.7-11.6-12.0-11.7-11.4-11.7-11.8　36.3-34.9
2016　12.5-11.2-11.8-11.8-12.0-11.1-11.4　35.5-34.5
2015　12.3-11.0-12.1-12.3-11.5-11.2-11.5　35.4-34.2
2014　12.3-11.1-11.9-12.0-11.6-11.3-11.5　35.3-34.4

過去10年の平均ラップタイム（2020～2022年は除く）
12.29-11.10-11.73-11.84-11.60-11.39-11.66
1.21.60　35.11-34.64

ラップ傾向

（過去記事の一部修正）

ラップタイムを見れば、前半ミドルペースくらいの流れで、その後は一旦は落ち着くものの極端には緩まず、ラストまで一定に近いスピードを維持する形。

とりあえずここは、"4F目の速さ"が特徴とも言えるコースだが、２歳戦のこのレースでも極端に締まった展開が度々現れており、基本となるのはやはり"スピード持続力"ということになる。

近年は前半が少し落ち着くパターンが増えているが、切れタイプが好走しているのか？と言えばそうでもない。適性的には、やはり持続力という方向性の馬を中心に考えたい。


好走の条件
・スピード持続力を持っていること

予想

◎ウォーターエアリー
新馬戦は、前半はゆったりと入ったが、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての浮上。負けはしたものの、４コーナーで少しブレーキを掛ける形になったし、パフォーマンス的には十分な内容だった。
前走でも、上がり勝負の中で、余裕を持っての差し切りで性能を示していて、上積みも見込めそうな雰囲気だし、ここは積極的に推しておきたい。

○ウォーターガーベラ
前走は、前半でジワっと脚を使ってポジションを取りつつ→後半で少し変化をつける形での押し切り。一定の地力を示したし、内容的に距離短縮にもつながって良さそう。
新馬戦でも、直線の捌きが難しくなって負けはしたものの、高い水準のラップを踏みつつ→浮上していて、示しているパフォーマンスは普通に上位。注目しておきたい。

▲スリールミニョン
前走・ききょうＳは、展開に引っ張られて、自身も高い水準のラップを踏みつつ→上がりをしっかりまとめての勝利。持久力＆持続力を十分に示したと言えるし、その時の内容で考えれば、ここでも普通に上位扱いになる。
今回は最内枠がどう出るか？というのはあるが、可能性は考えておきたい。

注ヴーレヴー
前走の同舞台・りんどう賞は、ミドルペースからの→上がり勝負の中で、後方からしっかりと脚を伸ばしての差し切り。実力を示した。
今回はその時と比べれば、条件的にもう少し差しやすくなっているだろうし、前進を見せる可能性も十分。注目はしておきたい。

△カワキタマナレア
前走・シンガポールＴＣ賞は、前傾の展開の中で、自身はほぼイーブンの脚の使い方をして、しっかりと差し切っての勝利。後傾の内容で末脚を伸ばした新馬戦の走りと合わせて、ここでも上位に扱える。
7Fで同じような決め脚が使えるか？は未知の部分もあるが、浮上の可能性は考えたい。