まとめ
- 全体的に高い水準の中で、後半はかなり長い脚を使う展開になる。
- 高い持久力&持続力が必要。
- (勝ち切るためには動いて行ける"脚"も欲しい)
有馬記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。2023(ドウデュース:2.30.9)
7.0-11.3-11.9-12.0-12.0-12.2-12.5-11.9-12.2-12.0-12.0-11.7-12.2
天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.9
勝ち馬コーナー通過:13-13-08-03
勝ち馬上り3F:34.3
2022(イクイノックス:2.32.4)
7.0-11.3-11.7-12.1-12.5-13.1-12.7-12.4-11.8-11.9-12.2-11.4-12.3
天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.9
勝ち馬コーナー通過:08-09-06-03
勝ち馬上り3F:35.4
2021(エフフォーリア:2.32.0)
6.9-11.3-11.6-11.5-11.9-12.5-12.6-12.2-12.4-12.4-12.2-12.0-12.5
天候:晴 芝:良
上り4F:49.1 3F:36.7
勝ち馬コーナー通過:09-09-08-05
勝ち馬上り3F:35.9
2020(クロノジェネシス:2.35.0)
6.8-11.8-12.2-12.5-12.5-12.8-12.9-12.8-11.8-12.3-12.1-11.9-12.6
天候:晴 芝:良
上り4F:48.9 3F:36.6
勝ち馬コーナー通過:12-12-03-03
勝ち馬上り3F:36.2
2019(リスグラシュー:2.30.5)
6.9-11.1-11.4-11.4-11.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.3-13.4-12.2-12.0
天候:曇 芝:良
上り4F:49.9 3F:37.6
勝ち馬コーナー通過:10-10-11-09
勝ち馬上り3F:34.7
2018(ブラストワンピース:2.32.2)
6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9
天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.7 3F:36.9
勝ち馬コーナー通過:06-06-07-04
勝ち馬上り3F:35.7
2017(キタサンブラック:2.33.6)
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3
天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.2
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.2
2016(サトノダイヤモンド:2.32.6)
6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1
天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.9
勝ち馬コーナー通過:04-03-03-03
勝ち馬上り3F:35.5
2015(ゴールドアクター:2.33.0)
7.0-11.7-12.2-12.5-12.7-12.8-12.6-12.6-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2
天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.0
勝ち馬コーナー通過:03-03-05-03
勝ち馬上り3F:34.8
2014(ジェンティルドンナ:2.35.3)
7.0-11.8-12.3-12.6-12.5-13.6-13.2-13.0-12.3-12.4-11.5-11.2-11.9
天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.6
勝ち馬コーナー通過:03-03-03-02
勝ち馬上り3F:34.1
過去10年の平均ラップタイム
6.90-11.48-11.90-12.06-12.22-12.87-12.74-12.49-11.98-12.08-12.05-11.68-12.30
2.32.75
ラップ傾向
(過去記事の転載)ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、1~2コーナー周辺で一旦ペースが落ちる展開。その後は向こう正面の下り坂からペースアップして、勝負所では更なる加速を示しつつ→ラスト1Fだけ少し落ちる形。
まずはラップの全容を眺めてみると、道中のコーナー&上り坂に当たる区間以外は水準が高く、さすがというレベルになっている。
各年の展開を比較してみても、前半部分は年によって多少バラついているが、上がりの5F~6Fに関しては、かなりの確率でロングスパートの形になっていて、やはりごまかしの効かない厳しいレースだと言えそう。
当然、高い水準で流れる1周半に耐えて、勝負所までしっかりと余力を残せるだけの持久力がなければ、まずは話にならない。
そして(長距離よりも)中距離寄りのラップを刻む区間の多さ故に、単純に長い距離を走れればいいという訳ではなく、そのスピード領域に"居続ける"ための持続力が必須の要素になってくる。
(基本的に、100m短いジャパンC以上にマイル~中距離的な資質が必要)
ここでは上記の2点がかなり厳しく問われるために、上位ということを考えたらその条件をクリア出来れば十分だが、その中で勝ち切るためには、やはり集団から一足先に抜け出せる"脚"が欲しいところ。また脚質的な面からも、ある程度は流れに乗れる…ということが有利には働くはず。
※スローに流れるパターンもしばしば見られるが、その場合も切れタイプが中心になるか?と言えば、そんなことはない。
⇒基準とすべきものは特に変わらない…と考えておきたい。
好走の条件
・持久力&持続力が相当に高いこと
・決め脚があること(勝利条件)
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