- 前半で引っ張られつつ、後半は長い脚を使う展開を想定。
- 持久力&末脚の持続力が問われる。
- 予想◎ミュージアムマイル
参考ラップタイム
(シンザン記念平均⇔朝日杯FS&阪神JF平均)ラップ傾向
京都開催。阪神JFにならってシンザン記念のラップを参考にしつつ、阪神開催の両G1と見比べてみたい。
~以下、阪神JF展望の一部修正~
それらのラップタイムを見ると、馬場差もあり絶対的なスピードは違っているが、どのレースともスタートで一旦しっかりと引っ張られる…というのが基本。当然、一定以上の持久力を備えている必要がある。
後半に関しては、阪神開催のG1が3~4コーナーをじっくりと進めて→直線で加速するのに対して、シンザン記念の方は3コーナーの下り坂から徐々に加速して→最後まで止まらずにジワジワと脚を使う形。適性的には、(切れ<)末の持続力となる。
今回はG1で、頭数も揃ってやはり前半はある程度流れるだろうし、好位からずっと脚を使い続ける…というのもなかなか難しそう。その点、脚質のイメージとしては、少しでも控えたポジションから→長くいい脚を使えるタイプが中心になりそうではある。
~ここまで~
最後に、朝日杯FSと阪神JFの違いについて見ておくと、前半は10年平均でほぼ重なっているのに対して、後半の加速の仕方は朝日杯の方が少し緩やかな形になっている。
その要因としては、単にこの10年で現れた展開がたまたまそうなった…ということも考えられるが、牝馬の方が一気にトップギアに入ってしまう…ということもあるのかも知れない。(牝馬の切れ由来)
仮にそのような理由があるとするならば、元々ジワっと加速する牡馬の方が、京都開催になっても、取捨選択する上での適性は例年とそこまで変わらない…という可能性もありそう。一応そこは考慮しておきたい。
好走の条件
・持久力があること
・末脚の持続力が必要
予想
◎ミュージアムマイル
デビューからの3戦は、どれも道中~上がりという脚の使い方で高いパフォーマンスを発揮した格好。特に前々走の未勝利戦は、他のレースよりも1段高い水準で進めつつ→最後は相手も止まらない中でしっかり伸び切っていて、その持久力&持続力は認められる。
先週のアロマヴェローチェを基準に考えると、イメージ的に近そうな雰囲気もあって、今の状況にもハマって良さそう。期待しておきたい。
○アルテヴェローチェ
前走・サウジアラビアRCは、速い流れに引っ張られて、自身も前半から脚を使いつつ→力強く末を伸ばしての差し切り。持久力&持続力を示したし、そこで示したパフォーマンスで考えれば、ここでもやはり上位に扱える。
今の馬場で勝ち切るには、いつもよりも前半を少しだけ抑える必要がある…という気はするので、扱いとしては1つ下げるが、ここは鞍上の庭。可能性は当然考えたい。
▲タイセイカレント
前走・サウジアラビアRCは、立ち遅れて後方ポツンという形だったが、速い流れの中で自身も前半~道中を一定以上の高い水準で進めつつ→上がりをまとめての浮上。単独で見れば、地力を十分に示した扱いになる。
今回は大外枠からどのような競馬をするのか?というのはあるが、極端なロスを抑えつつ、馬場のいいところを通れば、可能性としては面白そう。注目しておきたい。
注アルレッキーノ
前走・サウジアラビアRCは、速い流れの中で自身も前傾の内容で脚を使って、勝負所も攻めつつ→直線は上げ切れずも止まらない…という格好。内容自体は悪くなかった。
そのレースも含めて、デビューからの3戦は常に高いパフォーマンスでまとめられているし、数字的に示している水準で言えばやはり上位。
(後傾になる程度に)前半をもう少し抑える形で→巻き返す可能性は考えておきたい。
△トータルクラリティ
新潟2歳Sは、直線で内に少しモタれている間に相手に交わされながらも、最後もう1度踏ん張りつつ→差し返した内容。中身の良さ(心肺の強さ)を感じさせた。
その時は道中で一旦溜めが入る形だったので、ここでは地力面でもう1つ裏付けが欲しい部分もあって評価はこの位置だが、更新してくる可能性は十分に考えられる。
将来的には距離延長して良くなりそうなイメージだが、ここでもやはり注目はしたい。
△ニタモノドウシ
クローバー賞は、11秒台を刻み続ける一貫した展開の中で、上がりでハッキリと違いを見せての差し切り。一定の持久力&持続力を示した。
水準としてもっと厳しいラップを経験している馬もいるので、評価としてはこの位置だが、馬体はしっかりしている印象で、パワーも感じさせる。今の荒れ馬場で前進する可能性もありそうだし、やはり相手には考えておきたい。
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