2025年3月1日土曜日

フェブラリーステークス回顧(ラップ分析)2025


まとめ
  • 平均弱の流れから→上がりは止まり切らない展開。
  • 一定の持久力&切れ&持続力が問われた。

フェブラリーS結果

コスタノヴァ1.35.5 35.6 04-05
サンライズジパング1.35.7 35.2 13-12
ミッキーファイト1.35.9 35.8 07-07
ペプチドナイル1.35.9 35.8 07-07
エンペラーワケア1.36.0 36.2 04-04

天候:晴 ダート:良
上り4F:48.3 3F:36.1
前半4F:47.2
12.2-11.1-11.7-12.2-12.2-12.2-11.7-12.2



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半は平均を下回る流れから、道中は落ち込み切らずにフラットな展開。そこから勝負所で加速しつつ→上がりはある程度速くなった。

今回の場合、極端に遅いという訳ではなかったものの、このレースとしては少し落ち着いた入り方をして、その分(道中~)上がりの方に比重が傾いた格好になった。

終わってみれば人気上位5頭の決着ではあったし、(楽とまでは言えないので)一定の持久力を持っていることを前提とした性能勝負で、適性的には、切れと持続力をバランス良く備えていることが重要になった。

脚質的には、ミドルペースの競馬らしく、(上位馬の挙動としては)中団から前後半をイーブンくらいでまとめた内容が目立っていて、極端な位置取りからの粘りだけor決め手だけ…というタイプには難しくなった印象。

この先に向けては、よりハイレベルなところを目指す上では他のレースによる地力の裏付けが必要になるかも知れないが、とりあえずは素直に上位の実力を認めつつ、それらの活躍に期待しておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

コスタノヴァ
微妙なスタートから→リカバリーして、その後は無理なく&無駄なく、勝負所~直線で自然と抜け出しての勝利。改めて実力を示した。
走りの印象としては、ここでは脚使いが少し細かく見えた部分もあったので、この先もっと厳しい展開になって(or距離延長をした場合に)どうなるか?というのはあるが、シンプルに中身の良さ…というのは持っていそうな雰囲気。
とりあえずはポジティブな見方で、課題をクリアしていく可能性に期待をしておきたい。

サンライズジパング
中団の後ろから、コーナーで進路を内に取りつつ→直線も内からしっかりとした脚を使っての浮上。他の上位と比べて低い位置取りではあったし、性能の高さを示した。
このレースとしてはじっくりとした流れになった…という点はプラスに働いただろうが、自身が踏んだ水準は低くないし、ここでも全く崩れない…ということなら、今後距離が戻ってさらなる飛躍を見せる可能性は十分にありそう。当然注目していきたい。

ミッキーファイト
上手く流れに乗りつつ、少し抑えて、前後半をちょうどイーブンくらいでまとめる形での3着。実力を示した。
この馬もマイルでもちゃんと力を発揮した…という点でまずはその格を認めておきたいところだが、最後の部分では少し続かない雰囲気はあったので、スピード水準的にはやはり距離が戻ってからの方が(脚を使い過ぎずに)パフォーマンスは上がりそう。
(個人的に)イメージを少し更新しつつ、次戦以降での前進に期待したい。

ペプチドナイル
好発だったが→徐々に下げて中団から進めて、直線は(外の馬と横の戦いをしながら)少し上げ切れなかった4着。
スムーズさを欠いた部分はあったが、昨年が前後半を3秒くらいの前傾のバランスで走っていたのに対して、今年はほぼイーブンのバランス。レモンポップに喧嘩を売りつつも→屈しなかった馬としては、少し良さを活かしきれなかった印象にはなる。
次はドバイとのことだし、タイトな流れの中で前進する期待はしておきたい。



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