2025年4月18日金曜日

桜花賞回顧(ラップ分析)2025


まとめ
  • 前半が速い流れから、後半は徐々に加速していく展開。
  • 持久力&末脚の持続力が問われた。

桜花賞結果

エンブロイダリー1.33.1 34.0 09-08
アルマヴェローチェ1.33.1 33.9 11-10
リンクスティップ1.33.5 34.0 18-15
マピュース1.34.0 34.7 12-12
エリカエクスプレス1.34.2 35.6 01-01
チェルビアット1.34.2 34.5 15-17
プリムツァール1.34.2 34.6 15-15

天候:雨 芝:稍重
上り4F:46.5 3F:34.5
前半4F:46.6
12.3-10.7-11.5-12.1-12.0-11.7-11.4-11.4



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、(馬場を考えると尚更)前半速い流れから、道中は形としては一旦落ち着きつつ→後半は徐々に加速していく展開。

直前の2レースが、平均的な展開の中で全体を通して時計が掛かる…というラップになっており、それを考えるとやはり馬場には重さがあったイメージ。桜花賞も(特に前半は)額面以上に厳しかった扱いで、まずはしっかりと持久力が問われた。

それを前提にした上で、後半は徐々に加速していきつつ→最後まで落とさない形になっていて、適性的には、末脚の持続力が問われた。

脚質的には、引っ張られる形から→ある程度の緩急がついたレースで、これは差し馬が浮上しやすいパターンに該当。実際にも、上位はじっくりと進めた馬が基本…となった。

今回は、瞬間的な大きな加速…ではないものの、全体としてはこのレースらしい展開で、水準も十分に高い。その点でオークスにも普通につながって良さそうだし、とりあえずは上位馬をしっかり評価した上で、それぞれの挙動で細かい上げ下げを考えたいところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エンブロイダリー
微妙なスタートから、少しリカバリーして中団の中から進めつつ→直線は馬群を捌きながら最後までしっかりと伸び切っての勝利。単純に高いパフォーマンスだった。
持続的な力は前走でも十分に示していたが、最後の部分を踏ん張れる"地の強さ"を感じさせるし、今回は高い水準の中で溜めを利かす…ということも出来ていて、適性の幅が広がった雰囲気ではある。
距離延長して得をするタイプかどうか?は難しいが、どのようなローテを選択するにしても、現段階では地力で何とかしてしまいそうなイメージ。当然、次戦も注目したい。

アルマヴェローチェ
道中は勝ち馬と並んだポジションから進めて、直線はシンプルに外から→しっかりと脚を伸ばしての2着。負けはしたものの、改めてその実力を示した。
阪神JFからのぶっつけだったが、その時と同じような脚の使い方ながら、その水準はしっかりと更新してきたし、とりあえずは順調に成長していることを確認できた。
今回もそうだが、体力勝負になって得をするタイプで、オークスに対しても不安点は特にないし、そこでの前進も十分にありそう。可能性はしっかり考えておきたい。

リンクスティップ
後方からになってじっくりと進めつつ、道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮しての3着。最後は惰性になって2頭を残したが、力はしっかりと示した。
きさらぎ賞のような速い流れに乗る内容と、今回のような追い掛ける形を両方こなしたことは、適性の幅という点で収穫になっているし、今後も大きな強みにはなりそう。
タイプ的には、改めて距離を延ばして前進する可能性もある馬だし、オークスも当然しっかりと注目しておきたい。

エリカエクスプレス
厳しい展開で引っ張りつつ→上がりをまとめての5着。最後は少し離されたものの、2桁の通過順だった馬たちがしっかり浮上している中で、地力を示した。
タイプ的に、やはり一貫した脚の使い方…というところで、この先どこにハマるのか?は難しいところだが、ジワっと入って→道中を締めつけて→後ろの脚を消す…という競馬ができれば、距離延長でも可能性はあるのかも知れない。(将来的には大阪杯とか)
逆に短縮方向ならば当然、(できれば脚質転換して)面白そうではあるし、色々と想像をふくらませつつ→この先もしっかり注目していきたい。



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